自分に厳しい人の落とし穴

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こんにちは。ルカです。
 
 
 
 
あなたは、ついつい
タスクを先延ばしに
してしまうことはありませんか?
 
 
 
 
私も以前は
先延ばしの常習犯でした。
 
 
 
 
例えば、
 
 
初めてのことで
手順がよくわからない。
 
 
一つ一つのタスクに
どのくらい時間がかかるか
わからない。
 
 
 
 
こんな場合に
よく先延ばしにしていました…。
 
 
 
 
当時は英語で文を
書くことに慣れておらず、
 
外国人にメールしたいのに
2週間も先延ばしにして
ぐだぐだしていたことがあります。
 
 
 
 
「先延ばしにしてしまう」
というのは、
 
・めんどくさいことを避けたい
 
・失敗したくない
 
という心理から来ています。
 
 
 
 
これは、脳が本能的に
自己防衛している状態なのです。
 
 
 
 
変化は危険なことなので
脳は本能的に私達を
守ろうとするわけですね。
 
 
 
 
なので、特別、
あなたが悪いということでは
ありません。
 
 
 
 
でも、この
・めんどくさいことを避けたい
・失敗したくない
という心理があるため、
 
 
 
 
失敗したときに
自己批判に陥ってしまう
ことがよくあります。
 
 
 
 
自己批判とは、
 
「どうしてできないんだ」
 
「自分はだめなやつだ」
 
という考えばかりで、
現実を受入れられない状態です。
 
 
 
 
自分に厳しい人ほど
このように自分を
責めてしまうと思います。
 
 
 
 
とある研究では、
テストの点を悲観的に捉える人
テストの点を楽観的に捉える人
を比べると、
 
 
 
悲観的な人のほうが
テスト勉強を先延ばしにする
傾向があったそうです。
 
 
 
 
つまり、
自己批判で頭がいっぱいで
現実の受入れと対策が
できなかったのです。
 
 
 
 
現実逃避に入って
対策しない
なので、改善していかない
 
というメカニズムですね。
 
 
 
 
別の研究では
 
自己批判によるストレスが
意志力を圧迫する
 
という結果が出ています。
 
 
 
 
意志力については
以下の記事をどうぞ

smartdays.hatenablog.com

 
 
 
 
意志力というのは、
 
やるべきことを
きちんとやる能力
 
といえますから、
 
意志力が圧迫されれば、
当然、勉強や対策を
やならくなってしまいます。
 
 
 
 
したがって、
 
先延ばしをやめるには
食い止める必要があります。
 
 
 
 
今回は、
どうすれば自己批判を防げるのか
について、お話します。
 
 
 
 
自己批判傾向チェック
 
・先延ばしをする自分はきらい?
 
・先延ばしをしがちな自分を攻めてしまう?
 
・先延ばしをする自分にがっかりする?
 
 
当てはまるものが多いほど
自己批判の傾向が強い
といえます。
 
 
 
 
このチェック項目は
カールトン大学で2011年に
行われた研究のもので、
 
自分に優しい学生ほど、
成績が良い
 
という結果になったそうです。
 
 
 
 
 
自己批判の改善方法
 
 
①本当にその失敗は重大なミスなのか?
 考えましょう
 
 
 
 
例えば、
待ち合わせに5分
遅刻したとします。
 
 
 
 
自分に厳しいあなたは
 
「どうしてあそこで
 二度寝してしまったんだろう」
 
「あのとき走っていれば…」
 
「相手に申し訳ない」
 
そんな思いでいっぱいに
なってしまうかもしれません。
 
 
 
 
しかし、遅れたことで
なにか実害は
あったのでしょうか?
 
 
 
 
もし、相手が友人であれば
そんなに気にしていないでしょう。
 
 
 
 
あなたが待たされたときも
少しなら
全く気にしないのでは
ありませんか?
 
 
 
 
相手が気にしていないのに
自分ばかりで自分を責めて、
結局改善されないほうが
友人としては困りますよね。
 
 
 
 
またもし、これが
取引先との待ち合わせで、
あなたの遅刻で商談が
おじゃんになったとしても
 
前向きに考えれば、
そんな融通の利かない相手なら
将来性はあまりなさそうです。
 
 
 
 
「ビジネスで成功している人が
全員時間に厳しい
というわけではないはずだ。
 
今回の件は遅刻以外に
問題があったに違いない」
 
 
 
 
こう考えて、反省して改善し、
次の機会に備えたほうが
絶対に成功できると思いませんか?
 
 
 
 
このように、
やってしまった失敗で
くよくよするのではなく、
 
 
 
 
少し楽観的に捉えて
受け流し、
 
代わりに、
 
次からはどうすればよいか?
 
を考えるようにしてみましょう。
 
 
 
 
 
②他人と同じくらい自分に優しく
 
 
 
 
あなたは、
他人への厳しさより
自分への厳しさのほうが
遥かに強いと感じますか?
 
 
 
 
先程の遅刻の例のように、
 
「友人の遅刻は許せるのに
 自分の遅刻は許せない」
 
はこれに当てはまります。
 
 
 
 
もしそうなら、自分にも
他人に対してと同じくらい
 
ゆるい厳しさ
 
にしてみましょう。
 
 
 
 
これは
 
セルフコンパッション
 
といって、
 
・自分を許す能力
・自分への優しさ
 
のことです。
 
 
 
 
これを高めることが
自己批判対策に効果的です。
 
 
 
 
「自分を許す」
と聞くと
 
「自分を甘やかしてちゃ
 よくないだろ」
 
とあなたは
思うかもしれません。
 
 
 
 
しかし
 
セルフコンパッションは
自分に甘いこととは違います。
 
 
 
 
セルフコンパッションは
短所を改善しようと思い、
自分の現実を受入れます。
 
 
 
 
それに対して、
自分に甘いというのは
自分の短所を改善しようと
まったくしないことです。
 
 
 
 
現実を受入れる過程で
・自分を許す
・自分への優しさ
が必要になるというわけです。
 
 
 
 
他人を許す課程を
考えればわかりやすいです。
 
 
 
 
遅刻の例をとると…
 
友人が遅刻しました。
 
この時、あなたは友人の遅刻を
現実として受入れています。
 
そして、友人に
「まだ間に合うし、大丈夫」
と言って、許してあげます。
 
 
 
 
これと同じことを
自分に対しても行うのです。
 
 
 
 
あなたが何かに失敗したら、
 
「やってしまった…」
 
と、失敗は認めます。
(認められないのが自己批判
 
でも、その上で、
 
「大丈夫。でも次は工夫しよう。」
 
と、自分を許すのです。
 
 
 
 
これを習慣にしていくことで、
セルフコンパッションを
身につけていけます。
 
 
 
 
 
では今日のワンポイント!
 
自分がやりがちな
自己批判を1つ挙げてみましょう。
 
余力があれば、
それに対して
どうセルフコンパッション
していけるか考えてみましょう。